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今だから読んでほしい 寺田寅彦『津波と人間』
  

津浪と人間津浪と人間
(2012/09/13)
寺田 寅彦

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「天災は忘れた頃にやってくる」
という名言を残した科学者・寺田寅彦が記した短編。小説とは言い難く、ルポでもなく、論文っぽい内容ですが、とても読みやすいです。
地震・津波災害についての記憶がまだ鮮やかな今、このときに是非読んでもらいたい内容。

昭和8年3月3日、三陸沖にて発生した津波災害から、地震・津波に対する人間の考え方を記しています。大ざっぱにまとめると「人間は災害で痛い目にあっても、ウン十年したらそれを忘れて同じ過ちを繰り返す」ということ。

地震は周期的に発生する、と警鐘を鳴らす科学者と、被災者とのやりとりも興味深いところ。

科学者は「あれほど注意しろと言ったのに、用意してなかったのが悪い」と言う。
被災者は「周期的に来るなら、なぜ予知できないのか」と言う。
科学者は「ずっと昔から警告していたろう」と言う。
被災者は「そんな昔のことなど覚えているか」と言う。

東北大震災の後、同じようなやりとりは山ほどされたのではないでしょうか。
本書には、津波に備えて高台に家を建てる、津波の恐ろしさを忘れないため石碑を建てる、その後どうなってゆくかも記されています。

東北の震災について、「忘れない」ってよく聞きます。
言うのは簡単で、言うだけでは時間が経てばきっと忘れるんですよね。
だからこの本を読んでほしい。未来を担う若い人に読んで欲しい。どうして忘れてはいけないのかが書かれているこの本を読んで欲しいです。


同書は青空文庫で読むことができます。短いので、15分くらいで読める?

青空文庫 『津浪と人間』


青空文庫で同著者の作品がどっさり読めます。
『科学者とあたま』という短編がえらい評価されているようですが、私は『どんぐり』がオススメ。青空文庫で一番オススメと言ってもいいです。短編なのに泣けるっっ
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猫と雑貨とカフェ大好き。丁寧な暮らしに憧れるけれど、面倒くさくて実現できない残念な人。
和歌山の「海と山に囲まれたど田舎」でツレと息子と3人暮らし。

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